LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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微妙にいらつく日本語:「xxxxなのですが」

2016.12.21
いつ頃からかは思い出せないが、書き言葉、読み言葉双方の日本語で、あまりにも多くの人が(おそらく)無意識のうちに多用している表現が気になって仕方がない。それは、順接で続けられるであろう文節で、「xxxxxなのですが」という感じで「ですが」で文を続ける。実家から届いた新潮社の「」12月号に掲載された髙村薫さんへのインタヴュー記事が好例なので引用する。髙村さん、編集者の日本語の知識に文句をつけるつもりではないことを明記しておく。

「もともと地学という教科が好きだったんですが、その源を辿ると」(髙村)
=>「もともと地学という教科が好きでした。その源を辿ると」

「東京の国立博物館で初めて知ったのですが、今回は」(髙村)
=>「東京の国立博物館で初めて知りました。今回は」

「その主人公・伊佐夫ですが、七十過ぎという年齢に」(編集)
=>「その主人公・伊佐夫は、七十歳過ぎという年齢に」

「また伊佐夫の人となりですが、彼は」(髙村)
=>「また伊佐夫の人となりは、彼は」

「私の耳から去ろうとしないのですが、この作品には」(編集)
=>「私の耳から去ろうとしません。この作品には」

「また違った姿の大災害だったのですが、小説家としては」(髙村)
=>「また違った姿の大災害でした。小説家としては」

「作品群を少し振り返ってみながら伺いたいのですが、デビューされて」(編集)
=>「作品群を少し振り返ってみながら伺います。デビューされて」

 A5サイズの「波」の4ペイジのインタヴュー記事に、7カ所も「ですが」がでて来るのはいやでもめにつく。ただ、このインタヴュー記事はまだ少ない方だ。酷い文章になると、「私はxxxxなのですが」がほぼ1行おきにでてくる。順接で済ませるべき箇所に逆説であろう「なのですが」を多用するのではなく、文章をそこで止めたり、順接にして言葉にメリハリをつけるということは古くさいのだろうか。

 良い機会だからもう一つ。「てか」で文章をつなげるのは止めて欲しい。「てか」は日本語なのか?

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Comment

- Yoshi

同感です。でも私自身も笑えないかもしれません。気づかずに多用している可能性があります。例のうち、最初の4つの「・・・ですが、」は、名詞の後に出て来て、「・・・については」という表現と同様、英語で言うと 'as for . . .' にあたる言い方ですね。ただし、「が」があるので、特に耳障りに聞こえると思います。その後の3例は、まず最初の節で自分の強調したいことを言い、その後に具体的な事を説明する、つまり、英語で言うと、namely で2つの文を続けるときのような感じでしょうか。「・・・ですが、」が幾つかの意味を持って多用できるので、便利に使われるのだと思いますが、聞く方に取ってはしつこく感じられるかもしれません。インタビュー記事などでは、話された内容は変えようがありませんが、編集の折に細部については読みやすくする工夫が必要でしょうね。
2016.12.22 Thu 00:22 URL [ Edit ]

- 守屋

Yoshi さん

 この表現以上に嫌悪している「xxxxさせて頂いています」と同じで、僕には、聞き手・読み手に一つ一つ確認を取らないと自分の意見を話せない/伝えられないのか、と感じます。

 大して重要でないことすら、他者の承認を得ないと、得ましたよという確認を自分に言い聞かせないとコミュニケイションができないのは、衰退だと思います。
2016.12.22 Thu 07:46 URL [ Edit ]

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