LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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イギリス国内の死亡者数の増加

2017.01.02
昨年末、ショウビズ界のビッグ・ネイムの訃報が続いたことがあり、風邪からの回復が人々の予想を超えて長引いているエリザベス女王の健康状態への不安もあって、なんだか確証のない、心もとのない不透明感を感じていた。
 
 元日、オブザーヴァ紙のコラムが興味深い数値を紹介した。

Good health is born of a good society. Little wonder that we’re suffering
https://www.theguardian.com/commentisfree/2017/jan/01/good-health-good-society-we-are-suffering

 統計局の数値。

Deaths registered in England and Wales: 2015
https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/birthsdeathsandmarriages/deaths/bulletins/deathsregistrationsummarytables/2015#number-of-deaths-in-the-uk-rises

 実際のグラフを見ると、死亡者の数は「V」の様な急上昇ではないが、男性、女性ともに、2014年までが緩やかに、確実に死亡者数が減少しているので、注目を集めるには充分な上昇のように思う。

The British are in the midst of a critical health epidemic. In the 12 months to June 2016, the number of deaths jumped by the biggest absolute and relative amount since 1940 – a rise of 52,400. And this appears not solely to be an effect of a growing and ageing population, since the increase is spread across age groups. (Deaths rose by 12% among those aged 90 and over; 10% for 85-89; 7% for 80-84; 5% for 75-70; and 3% for those aged 55-74.) This is unprecedented in peacetime .

The jump, unreported in national media, is not entirely a surprise. Death rates have been rising slightly since 2010, reversing what was a steady fall since the 1970s. This is part of a general decline in health and wellbeing over the same period. The Office for National Statistics’ survey of wellbeing reports that the numbers who are self-reporting satisfaction with their health has consistently declined since 2010. The “happiness index” recorded its lowest ever level in March 2016.


 コラムの後半では、キャメロン政権時代の緊縮財政による福祉政策の大幅な減少が、人々の生活への不安を増大させたことが要因の一つとして挙げられている。

 先月、メンタル・ヘルスへ投資することが人々の不安を解消する助けになるという研究発表、記事が報道された。

Happiness depends on health and friends, not money, says new study
https://www.theguardian.com/society/2016/dec/12/happiness-depends-on-health-and-friends-not-money-says-new-study

Happiness study 'lets austerity off the hook', psychologists claim
https://www.theguardian.com/society/2016/dec/26/happiness-lse-study-austerity-off-the-hook-psychologists-claim

Mental illness and poverty: you can't tackle one without the other
https://www.theguardian.com/science/brain-flapping/2016/dec/13/mental-illness-and-poverty-you-cant-tackle-one-without-the-other

Origins of happiness: Evidence and policy implications
http://voxeu.org/article/origins-happiness

 この議論に直接結びつかないことだが、イギリスの公衆衛生についてずっと考えていることがある。イギリス社会は、この国で暮らす人々へ、どのように衛生教育を、どの程度まで教えれば良いと思っているのだろうか、と。

 日本同様、この冬、イギリスでもノロ・ヴァイルスが猛威を振るっている。予防喚起の報道記事に寄せられる読者からのコメントを読むと、暗澹たる気持ちになる。何でもかんでも皮肉らなければ気が済まないイギリス人の負の気質が全開。先月、イギリス人の友人達とランチをともにしたとき、健康の話題もでて、建設的な意見を言えないイギリス人全般への印象を、「Many British people show their incapacity to be serious when they have to be serious」といったら、場が一気に静まった。

 話がそれた。日本の公衆衛生のレヴェルが高いからといって、死亡者数が激減している、ということはないだろう。しかし、イギリスはNHSの将来を議論するにあたって、「予防」とは何か、どのような意味なのかを、国民にしっかり教育するべき時を迎えているように思う。

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Comment

守屋様、すっかりご無沙汰してしまいました。 - イレーヌ・ジョリオ

守屋様、新年明けましておめでとうございます。

日本のこちら南九州は比較的穏やかな天候の新年となっております。

さて、エリザベス女王の健康状態、大丈夫かな?と思っています。
昨年の12月22日頃に、陛下が「重い風邪の為に」がサンドリンガムへの鉄道移動を一日延期され結局ヘリコプターで移動された、というニュースが伝わってきました。が、それ以降、「重い風邪」から回復されたエディンバラ公のお写真は公開されましたが、女王は2週間強、公の場にお出ましになられていないと思います。執務室での書類公務はされておられるようですが、本当に大丈夫なんだろうか、と遠く日本から心配しています。

女王の一日も早いご回復、祈っております。
2017.01.07 Sat 01:48 URL [ Edit ]

- 守屋

イレーヌ・ジョリオ さん

  新しい年が始まりましたね。何が起きるのか、楽しみです。

 女王の風邪、長いですね。不透明な幕開けの2017年、女王が公務をしている姿を観たいと思っている人は多いでしょう。
 でも、90歳ですから、20代の頃のような回復にはならないでしょう。僕は、イギリス王室も、次の世代になるのが良いのではないかと思います。
2017.01.07 Sat 06:39 URL [ Edit ]

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