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LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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Disclosure and Barring Service:世田谷区で起きたこと

2017.09.08
2002年にケンブリッジ近郊のSohamで起きた児童殺害事件をきっかけの一つとして、イングランドでは、子供や弱い立場にいる大人を支援する活動に携わる人については、教育機関、行政、医療機関はDBSという個人情報の記録の確認が義務づけられている。これを怠ると、採用側は違法行為をしたとして厳しく罰せられる。

Disclosure and Barring Service
https://en.wikipedia.org/wiki/Disclosure_and_Barring_Service

Apply to check someone else's criminal record
https://www.gov.uk/dbs-check-applicant-criminal-record

 このシステムが「完璧」だとは思わない。実際、児童虐待や、ケア・ホームでの虐待事件は続いている。しかし、これがあることによって、犯罪歴の有無は精査される。

 世田谷で起きた未成年への、公衆の場での「暴行」。イギリスで起きたとしたら、凄まじい裁判になることは明らか。殺人未遂として捉えられても不思議ではない。さらに、起きたとして、メディアが追求するのは行政の責任、そして暴行を行なった大人の責任であり、子供の人格、生活は厳重に守られる。

 日本は全く逆。僕は、この男子学生への社会全体からの「いじめ」、拷問のごとく叩かれる現状が、とても心配だ。守られるのは彼であって、音楽家ではない。

 音楽家は、自分がしでかした事の重大さを考えるべきだろう。成長途上の子供の首から上の部位に、不意打ちのような衝撃を与えて、学生が半身不随になったとしたら、なんと言うのだろう。それでも「愛の鞭」とメディアはもてはやすのだろうか。

 BBCで子供番組を担当していたことがある年上の友人に意見を訊いた。絶句していた。友人曰く、「公衆の面前で暴行を振るうと言うなら、その音楽家と学生が二人きりの場で何が起きるか誰にもわからない。大人ですら、公衆の面前で顔を殴られたら身体的な痛みだけでなく、心理的な衝撃がある。未成年の子供がそんなことをされて、さらにメディアが子供を責めるなんてこと、考えられないし、考えたくもない」。

 子供を擁護する意見もある。でも、それは「学生の方がジャズを知っていたのではないか」という方向違いの意見。

 最も重要、かつ失敗してならないのは、子供への支援。責めることではない。責められなければならないのは、責を負うのは世田谷区であり、音楽家。

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