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LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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移民を貶める国:イギリス(Windrush-era Citizens)と日本の場合(JRパス)

2018.04.17
ガーディアンが先陣を切って報道し始めた、50年代から70年代にかけてカリブ諸国から、その当時、親に連れられてイギリスに移住してきて現在、老年に差し掛かっている人たちを狙い撃ちのように強制送還しようとするホーム・オフィスの非道ぶり。確か、このニュースが最初だったように思う。

‘I can’t eat or sleep’: the woman threatened with deportation after 50 years in Britain
https://www.theguardian.com/uk-news/2017/nov/28/i-cant-eat-or-sleep-the-grandmother-threatened-with-deportation-after-50-years-in-britain

 ガーディアンや他のメディアの報道で知ったのは、これらの人々は「Windrush-era Citizens」と呼ばれ、イギリス国民として認められ、強制送還されること自体が間違いであることを、政府は、やっと非を認めた。

Commonwealth immigration
https://www.theguardian.com/uk-news/commonwealth-immigration

Windrush arrivals embark on a new life in UK – archive photos
https://www.theguardian.com/global/gallery/2018/apr/17/windrush-arrivals-new-life-in-uk-archive-photos

 犯罪者と同じ強制送還施設に収容されたり、職を奪われ、がんの治療を拒否される。戦争で疲弊した国を立て直すために依頼してカリブ諸国からきてもらった人々の子供たちを、ホーム・オフィスが自ら記録を廃棄したにも関わらず、犯罪者と同じように国外へ排斥しようとする。記録、言い換えると史実を廃棄することは、イギリスも日本も全く同じ。

Home Office destroyed Windrush landing cards, says ex-staffer
https://www.theguardian.com/uk-news/2018/apr/17/home-office-destroyed-windrush-landing-cards-says-ex-staffer

 次元は全く違うだろうけど、イギリス政府の頑なまでの移民排斥の態度、移民には良い思いをさせてなるものかが、僕の中では、日本のJR各社が、JRパスの在留邦人による利用を一方的に拒否した態度に重なる。JRパスを奪われて最も困ったであろう人々は、日本が苦しい時代に海外へ移住し、そこで苦労して蓄えた資金を日本の家族に送り、移民した国で日本の良さを伝え続けた南米へ移住した多くの人々。彼らにとって数年おきに戻る日本で、JRパスを使って日本全国に散らばっている親族に会うことの楽しさを、幸福をJRは事も無げに奪い去ろうとした。聞く耳など全く持たずに。

 移民を恐れるのは、生存本能として、自然だろう。異なるものを受け入れるのは難しいし、恐怖を感じることは本能だと思う。しかし、国が苦しい時に移民に来てもらったイギリス、国が苦しい時に移民を送り出すことしかできなかった日本が、もはや必要なくなったから有無を言わさず、力づくで移民を放り出す。自分が生まれた国、そして移り住んだ国が全く同じように非人道的なことをやるとは、さすがに予測できなかった。

[追記:2018年4月21日]
欧州連合各国が、イギリスへ移住した自国民の、その子供世代が同じ虐待を受けるのではないかと不安視している。当然だな。

Windrush generation case fuels fears over EU citizens' fate post-Brexit
https://www.theguardian.com/uk-news/2018/apr/17/windrush-generation-case-fuels-fears-over-eu-citizens-fate-post-brexit

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