LONDON Love&Hate 愛と憎しみのロンドン

1999年のクリスマス・イヴにロンドンに。以来、友人達に送りつけていたプライヴェイト・メイル・マガジンがもと。※掲載されている全ての文章の無断引用・転載を禁じます。
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ウィリアム・フォーサイスがイングリッシュ・ナショナル・バレエに新作

2017.09.13
今日、ENBから、2018年4月に上演予定のミックス・プログラム、「Voices of America」の案内メイルが届いた。

Voices of America
https://www.ballet.org.uk/production/voices-of-america/

 ミルピエが監督を辞めてウィリアム・フォーサイスもパリ・オペラ座との契約を無しにした(はず)ので、フォーサイスの新作をヨーロッパで観られる可能性なんてないと思っていた。

Robbins / Forsythe / Barton

Jerome Robbins. William Forsythe. Aszure Barton. Three generations of choreographers in New York. Each with a distinct style, but with work infused with the raw, in-your-face attitude of American-style neo-classical ballet.

World premiere: A New Creation by William Forsythe
The world premiere of a new work by one of the most revered choreographers working today, created especially for English National Ballet, this is his first creation for a UK ballet company in over 20 years.

Approximate Sonata 2016, William Forsythe
Originally created in 1996, Forsythe recently reworked this piece for Paris Opera Ballet. A series of pas de deux that deconstruct the classical ballet vocabulary, Approximate Sonata 2016 is accompanied by a new version of the original score by Thom Willems.


 「イン・ザ・ミドル」が素晴らしい出来(http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-2436.html)だったので、かなり期待できるかな。そして、今回もまた演目の選択が絶妙なのは、ジェローム・ロビンスの「」を持ってくること。

The Cage, Jerome Robbins
Animal desire, predatory instinct and natural selection come together in Robbins’ powerful work, where a female ‘insect’ comes to see the male counterpart as prey. This arresting piece is performed to Stravinsky’s haunting Concerto in D, played live by English National Ballet Philharmonic.


 パリ・オペでは現在、ほとんど踊っていないであろうエトワールのエレオノーラ・アッバニャートがプルミエの頃にこれを踊って凄まじい舞台だったという記事を遥か昔に読んで以来ずっと、観たい、でもロンドンで上演されることなどないだろうと諦めていた振り付け。勝手な想像だが、ロンドンのバレエ・ファンの中でもこれを観たことがある人がは多くないだろう。

 もう一つは、観たけどブログに書かなかったミックス・プログラムの最後に上演されたもので、「長かった」という印象しか残っていない。

 サドラーズでの上演だから、チケット発売は11月。10月中旬、サドラーズで2018年1月から6月に上演されるプログラムが発表になる。

イギリスでは、猫もきちんと並ぶ

2017.09.11
バルコニィで日光浴させてあげたいけど、秋がぐんと深まっているロンドン。日中でもドアを開け放っておくと、すでにかなり涼しい。

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https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/36303087204/in/photostream/

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https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/36968062282/in/photostream/

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Disclosure and Barring Service:世田谷区で起きたこと

2017.09.08
2002年にケンブリッジ近郊のSohamで起きた児童殺害事件をきっかけの一つとして、イングランドでは、子供や弱い立場にいる大人を支援する活動に携わる人については、教育機関、行政、医療機関はDBSという個人情報の記録の確認が義務づけられている。これを怠ると、採用側は違法行為をしたとして厳しく罰せられる。

Disclosure and Barring Service
https://en.wikipedia.org/wiki/Disclosure_and_Barring_Service

Apply to check someone else's criminal record
https://www.gov.uk/dbs-check-applicant-criminal-record

 このシステムが「完璧」だとは思わない。実際、児童虐待や、ケア・ホームでの虐待事件は続いている。しかし、これがあることによって、犯罪歴の有無は精査される。

 世田谷で起きた未成年への、公衆の場での「暴行」。イギリスで起きたとしたら、凄まじい裁判になることは明らか。殺人未遂として捉えられても不思議ではない。さらに、起きたとして、メディアが追求するのは行政の責任、そして暴行を行なった大人の責任であり、子供の人格、生活は厳重に守られる。

 日本は全く逆。僕は、この男子学生への社会全体からの「いじめ」、拷問のごとく叩かれる現状が、とても心配だ。守られるのは彼であって、音楽家ではない。

 音楽家は、自分がしでかした事の重大さを考えるべきだろう。成長途上の子供の首から上の部位に、不意打ちのような衝撃を与えて、学生が半身不随になったとしたら、なんと言うのだろう。それでも「愛の鞭」とメディアはもてはやすのだろうか。

 BBCで子供番組を担当していたことがある年上の友人に意見を訊いた。絶句していた。友人曰く、「公衆の面前で暴行を振るうと言うなら、その音楽家と学生が二人きりの場で何が起きるか誰にもわからない。大人ですら、公衆の面前で顔を殴られたら身体的な痛みだけでなく、心理的な衝撃がある。未成年の子供がそんなことをされて、さらにメディアが子供を責めるなんてこと、考えられないし、考えたくもない」。

 子供を擁護する意見もある。でも、それは「学生の方がジャズを知っていたのではないか」という方向違いの意見。

 最も重要、かつ失敗してならないのは、子供への支援。責めることではない。責められなければならないのは、責を負うのは世田谷区であり、音楽家。

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The Importance of Being Ernest the Earwig:ハサミムシだって目立ちたいよね

2017.09.06
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ドーント・ブックスで見つけた。2017年4月に出版。

The Importance of Being Ernest the Earwig
http://readingzone.com/index.php?zone=sz&page=book&isbn=9781783706365

The Importance of Being Ernest the Earwig is an excellent story that will inspire children young and old about reading and introduce an interest in classical literature.

The story hinges around Ernest the Earwig who wants to find a story about earwigs and can't understand why no stories ever have earwigs in them. Ernest and his friend Edward discuss how there are many nursery rhymes about animals but never earwigs and spend time putting lots of earwigs into classic rhymes. Unsatisfied by this, he sets out to search for books contains earwigs.

He takes himself to a book shop where he explores all of the children's literature books - taking himself right inside the stories. I loved that the author uses styles of illustrations from original publications of stories such as Wind in the willows, Cinderella and Treasure island to help to really give the impression of Earnest being part of these classic tales.

The beautiful illustrations add hugely to this book and are a great talking point throughout the story. Through his adventures, Ernest realises by reading the stories he has got himself into every one and comes away from the shop feeling like Earwigs are in every title.


 書評は、子供が世界の名作文学を知る良い機会になることを強調している。読み終わっての感想は、自信を喪失気味の大人にもいいかなと。

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第一世代オイスター・カードの終焉

2017.09.05
いくつかの事情があって、所持しているオイスター・カードを登録した方が良いことになった。と言っても、年間で払っていた数年前に、確かオンライン登録したよな、でもイギリスだから確認しておいた方がいいだろうな。で、オイスター・カードの番号を登録しようとしたら、「この番号は既に他のアカウントで登録されているのであなたのアカウントに登録することできない」とメッセイジ。ここは、イギリス。

 この夏、様々な機関のアドミンとメイルでやりとりしてブチ切れることが両手で数えられないほど続いたので、手っ取り早く終わることを期待して、電話した。カスタマー・サポートの男性は、おそらくウェイルズの出身だろう、訛がとてもきつかった。が、「え?、これがイギリス?」と、思わず感心するほど迅速な対応。

 会話の途中で何を言われたのかわからなったのは、「あなたのオイスター・カードはファースト・ジェネレイションだから登録できないんだよ」と。「ファースト・ジェネレイション?」、一体、何年使っているのだろう?

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 ウィキによると、オイスターが始まったのは2003年7月。自分のブログ(当時は強制的に送りつけていたメイル)でオイスターを取り上げたのは、2004年。

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-244.html

http://loveandhatelondon.blog102.fc2.com/blog-entry-305.html

 現在使っているオイスター・カードを紛失したとか、交換したという記憶はないので、2004年に購入して以来ずっと同じカードを使っているようだ。物持ちがいい。ロンドン交通局の情報によると、彼らは今後の計画のために、ファースト・ジェネレイション・カードを、終わらせたいようだ。

First-generation Oyster cards
https://tfl.gov.uk/fares-and-payments/oyster/using-oyster/first-generation-oyster-cards?cid=first-generation-oyster

 戻す義務はないようだから、しばらくは取っておこうかな。たくさんの不満のあるロンドンでの生活の中で、オイスター・カードの導入は、数少ない成功の一つだと思う。

[追記:9月6日]
月曜日の午後に電話で話した時、新しいカードは10日営業日以内と言われた。今日、届いた。一体、何世代目のカードが届くのかとちょっとワクワクしていたのだが、セカンド・ジェネレイションだそうだ。

ノーベル平和賞を政治家に授与することの意義は?:ビルマでの民族殲滅行為

2017.09.05
Thousands of Rohingya flee Myanmar amid tales of ethnic cleansing
https://www.theguardian.com/world/2017/sep/02/rohingya-fleeing-myanmar-tales-ethnic-cleansing

Myanmar blocks all UN aid to civilians at heart of Rohingya crisis
https://www.theguardian.com/world/2017/sep/04/myanmar-blocks-all-un-aid-to-civilians-at-heart-of-rohingya-crisis

Leader Aung San Suu Kyi has also forged an increasingly antagonistic relationship with humanitarian organisations in Myanmar. Her office accused aid workers last week of helping “terrorists”, a claim that prompted fears for their safety.

More than 100,000 Rohingya who have lived in displacement camps in Rakhine since 2012 when violence between Muslims and Buddhists forced them out of their homes, also stopped receiving assistance last week.


 彼女が独裁者になるのも、それほど遠くない日かもしれない。少なくとも、彼女の両の掌は既に血で濡れている。

猫ヨガ

2017.09.01
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Macbookは猫の枕にちょうど良い

2017.09.01
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(ヴィデオは下のリンクから)

Tan Tan's happiest time: sleeping (video)
https://www.flickr.com/photos/89578620@N00/36954626735/in/dateposted/

 忙しくする理由はなんだ?、と猫に訊かれているように感じる朝。

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ロンドン警察にメンタル・ヘルスの電話が増える幾つかの理由

2017.08.30
連休明け、ガーディアンは興味深い記事が盛りだくさんだった。その中で、紙の紙面のトップ記事は、ロンドン・メトロポリタン警察を筆頭に、最近、5分に1度の割合で、警察にかかってくる電話の内容はメンタル・ヘルス関連という報道。

Police dealing with record level of phone calls on mental health
https://www.theguardian.com/society/2017/aug/28/police-phone-calls-mental-health-nhs

 NHSの予算が政府によって剥奪されているのはメンタル・ヘルスだけではないが、NHSのサーヴィスの範疇で、1対1の心理カウンセリングを受けるには、数週間から数ヶ月待つこともあるようだ。
 診療を受けられるまでに数ヶ月待ち、でも状況が切羽詰まっている時に、警察を頼る理由になるでろう状況が一つある。それは、メンタル・ヘルス・アクトのある条件下で、警察の判断で患者のアセスメントを72時間以内にするという項目がある。

The Met also expects to use powers to detain under section 136 of the Mental Health Act much more frequently in the years to come.

Commander Richard Smith, head of safeguarding at the Met, said: “Based on current trends, section 136 demand is set to double in London in the next 10 years as it’s increasing by approximately 10% each year.”

Smith added: “The issues we deal with include those with mental ill health who are involved in crime as victims or suspects as well as people who are in crisis in their home or in a public place.”

Louise Haigh, the shadow police minister, said: “The dismantling of vital early intervention services forces those with mental health issues on to lengthy waiting lists.

In desperation or in crisis, they will turn to the police, who are acting as the service of last resort, a role they are wholly unequipped for.


 警察官のトレイニングの中で、メンタル・ヘルス・アクトセクション136の扱い方は取り上げられるのだとは思う。でも、トレイニング中に、このセクションを発動させる場に遭遇することを希望する警察官はいるのだろうか。

 個人的に、精神医療の場での法律に興味を惹かれている。用語が複雑ですんなりと頭には入ってこないが、とても面白い。

Mental Health Act 1983
https://www.mind.org.uk/information-support/legal-rights/mental-health-act-1983/#.WabNgorkXVo

Mental Capacity Act 2005
https://www.mind.org.uk/information-support/legal-rights/mental-capacity-act-2005/#.WabScorkXVo

 メンタル・ヘルス・アクトは診療に関わることだからこれまでの経験からわかることも多い。が、メンタル・キャパシティ・アクトは将来の責任能力なども扱っているので、微妙な意味の差異を見極めるのが難しい。

Googleアプリで「ディプレッション(鬱)判断」

2017.08.30
昨日、The Timesの健康情報紙面に、こんなこともありか、でもかなり不安に感じる、メンタル・ヘルス関連の報道を読んだ。それは、アメリカ限定で、グーグルの新しい試みとして、自分がディプレッションなのかどうかをアプリで自己診断できるというもの。まだ、アメリカ国内のみでのトライアル中とのこと。

Learning more about clinical depression with the PHQ-9 questionnaire
https://www.blog.google/products/search/learning-more-about-clinical-depression-phq-9-questionnaire/

Google will ask: 'Are you depressed?'
http://www.bbc.co.uk/news/technology-41034618

Google quiz to help diagnose users with depression
http://www.telegraph.co.uk/technology/2017/08/24/google-quiz-help-diagnose-users-depression/

 引用した全ての記事が書いているように、PHQ−9はメンタル・ヘルスの場では、患者のディプレッションの程度をはかるために使われている。また、ネット上でも簡単に入手できるから、これをグーグルが提供してはならない、ということにはならない。

 二つ、引っかかる点。まず、利用者の個人情報、コンフィデンシャリティはきっちり守られるのか。二つ目。質問自体は難しいものではない。しかし、もともと医療の場での質問であり、結果から状況を判断するのは、患者の答えをどう読み取るかの訓練を受けてきた人が行うのが理想。患者が自分の答えを盲信するのはリスクを伴うと思う。

 イギリスの環境は、アメリカとも日本とも違うだろう。でも、メンタル・ヘルス・チャリティの一つ、「Mind」が提供する情報は、グーグルに頼るよりもずっと信頼できると思う。

Types of mental health problems
https://www.mind.org.uk/information-support/types-of-mental-health-problems/

 項目がたくさんあるので、興味がある方は、まずこれから読んでみるのがいいかと思う。

Mental health problems - introduction
https://www.mind.org.uk/information-support/types-of-mental-health-problems/mental-health-problems-introduction/about-mental-health-problems/?o=6289#.WabKs4rkXVo

 ペイジ上部左側にあるPDFファイルは、長いがとてもわかりやすい説明。

 大切なのは、自己判断はしない、ということ。

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